TOEIC Part 5 短文穴埋め問題 攻略ガイド

Part 5の概要と2大問題タイプ

Part 5では、空欄を含む短い一文を完成させる問題が30問出題されます。リーディングセクションの最初のパートであり、ここをいかに速く駆け抜けられるかが、Part 7を最後まで解ききるための鍵となります。問題は大きく分けて以下の2種類に分類できます。

• 品詞問題・文法問題: 選択肢に同じ単語の異なる形（例: `compete`, `competitive`, `competition`）が並ぶ問題。文全体の意味を理解せずとも、空所の前後の語の繋がりだけで解けることが多い。
• 語彙問題: 選択肢に品詞は同じで意味が異なる単語（例: `achieve`, `decline`, `propose`）が並ぶ問題。文脈を理解し、最も意味が通る単語を選ぶ必要がある。

目標解答時間は10分以内（1問平均20秒）です。このスピードを達成するには、問題タイプを瞬時に見抜き、適切な解法を適用する訓練が不可欠です。

• 問題数: 30問
• 全体難易度: ★★☆☆☆（知識があれば短時間で解けるスピード勝負のパート）

スコア帯別 目標正答率と解答時間

Part 5はスピードが求められますが、同時にリーディングセクションの重要な得点源でもあります。目標スコアに応じて、目指すべき正答率と時間のバランスを取りましょう。

解答スピードを上げる3つの攻略法

得点力を伸ばすための王道学習法

1. 特化型問題集でパターンを体に染み込ませる: 『文法問題 でる1000問』のようなPart 5に特化した問題集を繰り返し解き、解答パターンを体に染み込ませます。特に品詞問題は、数百問解くうちに「この形なら答えはこれ」と瞬時に判断できるレベルを目指しましょう。
2. 復習時にコロケーションを意識する: 語彙問題を復習する際は、正解の単語だけを覚えるのではなく、文中の結びつきが強いフレーズごと（例：「meet the requirements（要件を満たす）」）抜き出して覚えるようにします。これが語彙問題の解答スピードアップに直結します。
3. 時間を計ってセットで解く練習: 学習の仕上げ段階では、必ず30問を1セットとして10分以内で解く練習を繰り返します。本番と同じプレッシャーの中で、問題タイプを瞬時に見抜き、時間配分を最適化する感覚を養います。